ドコモ、通話用PHSの開発中止報道を否定

通話用PHS端末「ドッチーモ」(MovaとPHSの複合端末)は、既に開発を止めており、
今後はFOMA無線LANの複合端末を開発して、PHSからの乗換えを促す、とのこと。

PHSと言えば、各地で撤退が相次いでいるアステルグループは、全国でのサービス停止も時間の問題だが、
ドコモもいずれPHSから撤退するのか。

ドコモのPHSといえば、開業した頃は「NTTパーソナル」という会社だった。
関東甲信越地区は「NTTパーソナル中央」という会社の管轄で、
「♪みんなを電話にする会社、NTTパーソナル♪」
というとんねるずのCMを思い出す。

卵のような形のソニー端末や、ドラえもんを形どった「ドラえホン」、
先ごろ商品化された腕時計型PHS(長野オリンピックで実用化)、
など個性的な端末が多かった。

もともとPHSは、固定回線であるコードレス電話の子機を、
移動電話として使用するのが当初の目的だったが、
DDIポケットが端末をタダ同然で販売したため、
「安い携帯電話」となってしまった。

ポケベルから乗り換えた女子高生に流行った「Pメール」(半角20文字で10円)のヒットはあったものの、
その後Jフォンの「スカイメール」スタートでユーザーは携帯に乗り換え、
ドコモの「iモード」スタートで、PHSはデータ通信が中心になった。

PHSを意味する「ピッチ」という言葉も既に死語。
DDIポケットからは、手書き文字が送れる「文字電話」(端末名称は”テガッキー”)という珍品もあったがもう過去の話。
ポケベル同様、ブームが去ると寂しいものだなぁ。

©★てれびまにあ。2003-2013