★別冊ブブカ「在日タブーを暴く」岩城滉一記者会見の”カットされた部分”

コアマガジンのコンビニ向け実話誌「別冊ブブカ」9月号。「芸能界、スポーツ界でひた隠しにされる真実 在日タブーを暴く」筆者は西本頑司。今や空前の「コリアブーム」の中、マスコミタブーである「在日コリアン」問題を追う、という短期連載企画。10年ほど前「噂の真相」に掲載された在日コリアン特集は、「出自ばらし」を中心に据えたえげつない記事だったが、この「別冊ブブカ」の記事は、芸能人・野球人の在日リスト、などはあるものの、マスコミタブーの実例が主で、興味本位にならないように気をつけている感じ、である。
まずは、プロ野球選手の在日選手について。去年、長嶋茂雄全日本監督がアジア予選の選手選考会議で”招聘選手リスト”を見て「いったい、どうなっているんだ!!」と怒鳴った、と。自分が希望する多くの選手が除外されていたからだが、理由は、桧山進次郎(黄進煥)など希望選手が韓国籍で、しかも韓国代表で出場するから、とのこと。
芸能界では、月刊現代2001年10月号に掲載された井川遥(趙秀恵)インタビューについて。現代の読者層には合わず、完全にページ自体が浮いていた記事だが、当初は井川自身が自らが在日であることを告白する内容だった。記事自体も完成していたが、直前になって事務所からストップがかかり差し替えに。
去年7月、多額の借金が理由で、豪邸を差し押さえられた岩城滉一。記者会見でマスコミに理由を聞かれ「俺が韓国人で、親からの代の借金があったんだ」とまくし立てるが、マスコミは全面カット「謎の借金」扱いに。メディアは、在日に関して、犯罪者として逮捕されない限り本名は公開しない、と言う不文律がある、と。もっとも岩城は在日タレントのネットワークである「在日倶楽部」のリーダーで、岩城の借金は”違法カジノ”で作ったという説があり、追求されないように在日問題を振りかざした、とのこと。
1996年、塩田丸男の「安田成美は韓国人」発言にも触れる。安田成美が、戦後まもない日本が舞台のNHK朝ドラ「春よ、来い」のヒロインを突然降板したことについて。同年2月27日のワイドショーでの塩田発言「安田さんは韓国人でしょ。韓国人があの戦争に対して抱いている思いは、我々日本人とは全く違う。加害者と被害者では立場が違うんです」。降板理由は謎、とされていただけに、塩田の発言がなければ安田は芸能生活を絶たれていたはず、と。私もこの塩田発言はリアルタイムで見ていたのだが、発言直後、司会の生島ヒロシが「そういう事実はありません」と瞬時に謝罪、塩田も「私はそう聞いたのですが・・・」と言いつつ謝罪した、という件も書いておいて欲しかったような。
次回は「在日マネー」のアンダーグラウンドについて紹介する、とのこと。
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