★映画「キトキト!」初日舞台挨拶…大竹しのぶ、平山あやほか

きのう朝10時半より、東京・有楽町「シネカノン有楽町」にて、映画「キトキト!」初日舞台挨拶が行われた。登壇者は石田卓也大竹しのぶ平山あや、尾上寛之、吉田康弘監督。
母親役の大竹「二人の子供(=石田、平山)がかわいくて、あそこに子供の友達(=尾上)も…(会場笑い)。どのカットにも愛がいっぱいあって…」
石田「(この映画に出て)お母さんの大切さが分かりました」
平山「お母さん(=大竹)にビンタされるシーンがあるんですけど、そのシーンはホントのお母さんに見えて…。(映画全体について)感動もあるんですけど笑いもあって、ほんと家族っていいなぁ、っていうか、私はこの映画を見て、もっとお母さんに親孝行しなきゃ、と思った作品だったので」
登場人物が話す富山弁について「ダラ」が印象的、と語る出演者。
今回が初監督の吉田監督(=「フラガール」などで助監督)について大竹「これからどうするの?また助監督やるの?と聞いたら、次の(作品の)監督をやるまでなんとかする、日雇いでも何でもいいから、次の監督が出来るように頑張って生きていく、と聞いて素敵だな、と思って。吉田監督が日雇いしないように、映画がヒットするればいいね、と思って。それにはここにいる皆さんが、あいつにもう一本映画を撮らせてやろう、と思ったら、宣伝してください。きょうはホントにお金を払って見てくださってありがとうございました」
吉田監督「もうおっしゃるとおりです。よろしくお願いします」

***
パワフルな母・智子(大竹)ひとりで育てられた子供たちだが、思春期になると反発して二人とも東京に出て行く。キャバクラ嬢になった美咲(平山)、ホストになった優介(石田)。突然、優介のマンションを訪問する智子、優介が勤務するホストクラブに行くと、3年間音信不通だった美咲が客として訪れ、突然の母娘対面。美咲の顔を張り飛ばす智子だが、泣きながら抱き合う二人。しかし、この元気いっぱいの母が倒れ…続きは劇場でどうぞ。
平山のコメントにもあったが、見終わった後、親孝行しなきゃ、と思ういい映画だった。地方から東京に出て一人暮らししている人に是非見てもらいたい。舞台である富山県高岡市を走る万葉線や、風光明媚なJR氷見線・雨晴(あまはらし)駅も登場するので、鉄道ファンにも楽しめる。

©★てれびまにあ。2003-2013