★働きマンはいつの時代の話

テレビ視聴記録10/7
●テレ朝「相棒」
人気作家役の荻野目慶子が怖い。台詞の言い回しも舞台っぽくて怖い。

●日テレ「働きマン
今回の主役はスクープカメラマン。スキャンダルをスクープし飛ぶように売れる「週刊JIDAI」…このドラマは、ひと昔いや、ふた昔前の世界だな。「週刊JIDAI」や「週刊ポート」は、きっと100万部は売れている週刊誌なのだろう。ゴシップ取材を馬鹿にするもこみちら。仕事なんだ、と主張するカメラマン。
このドラマは、講談社(ドラマでは豪胆社)「週刊現代」が協力しており、週現の秋ドラ特集でも、他のドラマはボロクソに批判しているが、「働きマン」はヨイショしていた。当然ですが。
しかし日刊ゲンダイでは、TV評論家の吉川潮が酷評していた。先週の平山あやのドジ編集者の話を視聴し、こんな素人編集がいる雑誌は買う気にならない、などと書いていた。週現では批判できないので、代わりにゲンダイで批判か。菅野美穂は主役よりワキのほうがいい、とも。
菅野は早口でしゃべると台詞が聞き取りづらい。今に始まったことではなく、NHKの朝ドラ「走らんか!」に出ていた頃から言われているが、これはどうしようもない。
正社員と派遣の違いが浮き彫りになっていた「ハケンの品格」と違い、「働きマン」では、編集部員の身分がイマイチわからない。まさか全員正社員じゃあるまい。舞台になっている講談社では、編集長こそ正社員だが、副編以下は編プロだったりフリーだったりする。この辺りの身分格差は大きいのだが、そういうドラマじゃないから考えないことにする。

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