★ベローチェが「おとなの週末」を訴えたのは「大人げない」のか?

コーヒーショップ「ベローチェ」を運営する「シャノアール」が、講談社の雑誌「おとなの週末」のランキング企画で最下位にされた上に誹謗中傷された、ということで提訴、講談社も「これでは雑誌が成り立たない」ので受けて立つ、という話題。

テレビでは話題にしづらい内容であり、同業他社の雑誌もスルーすると思うが、きのう発行の夕刊フジ、きょう発行の東スポでは「ベローチェは大人げない」という論調。講談社系のゲンダイはスルー。

ネットでは「もうベローチェには行かない」「ベローチェは器が小さい」「最下位という事が広く知られマイナスになったのでは」「女社長だから感情に走ったか」など、ベローチェに対してネガティブな意見が多い感じ。「おとなの週末」や講談社を批判する人は少ないようだ。

おとなの週末」は、元々「週刊現代」増刊でスタート、その後独立した雑誌。「東京1週間」をオヤジ化したような内容で、ミシュランもどきの「覆面調査員」が飲食店を辛口調査するのが売り。店の掲載に当たり「掲載料の要求は一切しません」とのこと。発行部数は約13万部、実売部数は約9万部、首都圏中心に販売。

正直、10万部程度の雑誌で、世間に対する影響力などほとんどないと思うが、最近取り巻く環境が厳しくなっている外食産業にとって、一方的なマイナス評価のレッテルを貼られることは死活問題。雑誌の”風評”にピリピリする気持ちも理解できる。

普通、批判する時は、全否定せず少しは良い点も書いておくのが望ましい(人道的な面と、訴訟対策でもある)が、東スポによると、今回の記事は、ランク最下位ということで、全否定の内容だった。

裁判の長期化はめんどくさいので、そのうち講談社側が「日刊ゲンダイあたりでヨイショ記事書くから訴訟は取り下げたら?」と和解条件を出して決着、になったりして。アメーバニュースが「ベローチェの批判を書いたブロガーも訴えられるゾ」などと煽っているが、アメニューは講談社の回し者ですか。

ベローチェについて、非喫煙者の私の個人的な感想。
東京都心のコーヒーショップ各店を比較した上での感想は、ベローチェは分煙が全く出来ておらず、店内がタバコ臭くて困る。コーヒーやパンなどの味は、他店と大差ない感じ。分煙については、カフェドクリエ、エクセルシオールも同様。ドトールは店によるが、フロアごとに禁煙喫煙をわける「マック方式」が増えたので良い。タリーズの分煙は完璧。スターバックスは、元々店内は禁煙。

ベローチェより、「ルノアール」や「珈琲館」のような「シャノアール」のほうが好きだった。若い頃は「スーパージャンボパフェ」を良く食べた。

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