★テレ朝「TVタックル」、山形テレビ「自民党県連特別番組」に”重大な過失があった”と厳重注意

総務省は、放送法に照らし「編集上に重大な過失があった」とテレビ朝日と山形テレビ(テレ朝系)に厳重注意。
昨年9月15日の「たけしのTVタックル」では、北朝鮮拉致問題に関する国会質問で、質問時に自民党藤井孝雄元運輸相が不在だったにもかかわらず、藤井氏がやじを飛ばしている場面(10分後の、コメ支援に関する映像)を挿入して放送したもの。藤井氏が昨年12月に「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC)へ審理を申し立て、BRCが名誉侵害を認めたことによる。また昨年11月4日の「ニュースステーション民主党の”影の内閣”報道には、”政治的公平”面から「適正な編集を図るうえで遺漏があった」と。
今年3月20日の、山形テレビの自民党広報番組「自民党県連特別番組 三宅久之のどうする山形!」には「政治的な公平性への注意義務を怠った」と文書で厳重注意。また、日本民間放送連盟に対し、特定の政党に関する番組を放送するときは、政治的な公平性をいかに確保するか検討するよう要請。
テレビ局に対する”厳重注意”はよくあることだが、具体的な罰則がないことから、果たして効果があるのかどうか疑問。
産経web http://www.sankei.co.jp/news/040622/sha124.htm
放送と人権等権利に関する委員会(BRC) http://www.bro.gr.jp/bro-etc/brc.html

©★てれびまにあ。2003-2013