★波田陽区「おしゃれじゃない『汚れカンケイ』のほうがおもしろい」に資生堂激怒!

週刊新潮

 日本テレビが土曜の午後10時から放送する「エンタの神様」は、若手お笑い芸人の登竜門的な番組だ。出演者の一人、ギターを手に独特のフシ回しで笑いをとるギター侍こと波田陽区はいまや全国区の人気者。
 だが、9月18日に放送された波田の語りは、笑いを得るにはあまりに毒がありすぎたかもしれない。日テレの人気番組「おしゃれカンケイ」について、
「古舘と渡辺満里奈がゲストを呼んでおしゃれなトークお見せしますって言うじゃなーい。でも、アンタ細木数子とか杉田かおるとかゲストがおしゃれじゃないときの方が、ぜんぜん盛り上がっていますから!残念!日曜夜10時は『汚れカンケイ』のほうがおもしろい!斬り!」
波田自身が出演する「エンタの神様」や「笑点」など他の日テレの番組もぶった斬っていたけれど、いやはや”汚れ”とは言いも言ったり。
 これに怒ったのが、「おしゃれカンケイ」を1社で提供する資生堂。9月24日に宣伝担当者が日テレの営業担当者に対し、「この三流会社が」と罵り、番組のスポンサーを降りる意向を示した、という話が日テレ社内で広がっているのだ。舌禍事件である。
 「番組は予め収録し、編集したものです。担当プロデューサーがチェックを怠ったのは明らか。営業担当者は平謝りしました」(日テレ関係者)
 資生堂では、
 「当社の宣伝担当者と日本テレビの担当の方が会ったのは事実です。が、この件で面談したわけではありませんし、また現段階では日本テレビに抗議する予定もありません」(広報部)
 日テレも、
 「9月24日には、通常の営業活動の一環として資生堂に伺いました。しかし、『エンタの神様』の件で先方から呼び出された事実はありません」(総合広報部)
 と説明するが、
「テレビ局にとってスポンサーは神様です。それに女性に”美”を訴える化粧品会社の番組を”汚れ”なんて貶したら、シャレになりませんよ。担当プロデューサーの更迭は必至です」(先の日テレ関係者)

29日発行の日刊ゲンダイにも、似たような内容の記事が掲載されていた。真実か?
私は「エンタの神様」については、初回の「モーニング娘。宝塚歌劇団のコラボレーション」を見ただけで、その後全く見ていないので知らない。中川家が「ネタを披露させてもらえず、コントをやるように強要されたので今後一切出演しない」と言ったとかいう話など、評判が悪すぎるので嫌い。
おしゃれカンケイ」の資生堂と言えば、日テレが野村沙知代をゲストにキャスティングしたとき、ちょうど野村の”学歴詐称問題”の最中だったことで、会社のイメージを気にしたのか「当社は提供できない」とスポンサーを降り、日テレが広告料持ち出しで「おしゃれカンケイ緊急特番」として放送、高視聴率を記録したことがあった。
大スポンサーが、気に食わないことをしたテレビ局の人間を怒鳴るのはよくある話。テレビ局の人間が、番組の悪口を書いた雑誌記者を怒鳴りつけるのもよくある話。雑誌記者は…(以下略)

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