★バラエティ番組にも「この番組はフィクションです」と入れるべき時代なのかも

「非学問的メディア放言・視聴者はもっと子供になれ」まさにおっしゃる通り。日本テレビ・電波少年の土屋Pのように、バラエティに演出(やらせ)があるのは当然だ、と逆に開き直る制作者は少数なのかも。
朝生やサンプロでおなじみの、田原総一朗氏が、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で、ディレクターとしてドキュメンタリー番組を制作していた頃、素人に密着取材する場合は、取材対象者に制作意図と合うように演技してもらう、というようなことを言っていた。
やらせ、という言葉は紙媒体が作った用語で、放送の現場で使われることはまずない、そうだ。すべて「演出」の範囲内。もっとも、新聞や雑誌だって、やらせや捏造記事は当たり前ですから、ひとのことは言えない。とかくテレビは槍玉に上がるケースが多いが、雑誌のやらせはテレビの比ではない。ただ、テレビは国民の財産である「公共の電波」を使用している以上、やらせや捏造は許されない。
情報の受け手が、マスコミ情報を信じないこと。あまりにもひどいな、と感じたら、その番組は見ない、新聞雑誌は買わない、と思うしかないようですね。
バラエティ番組で、フィクションであることを表示した番組がある。もう3、4年前だが、朝日放送=テレビ朝日で放送された、浜田雅功のバラエティ「弾丸!ヒーローズ」。人間の体で衛星放送を受信できるか、というアホ企画で、森三中ら吉本のタレントが束になって空を仰ぎ「受信成功!」と。コーナーの最後に「一部フィクションです」というテロップが出たのを記憶している。

©★てれびまにあ。2003-2013