★復帰後の島田紳助を、再び引き摺り下ろすほうが効果的、なのか

傷害事件で謹慎中の島田紳助が、来年1月から活動再開することを受け、被害女性側の代理人、雪田樹理弁護士の会見で猛反発、というニュース。
各スポーツ紙の記事から、雪田弁護士のコメントを抜き出すと、
紳助復帰について「時期尚早? はい。反省していないと思う。今後どういう態度をとるか見ていきたい」
吉本興業が、被害者に対して『見解を述べるな』と業務命令を出しているので、(女性社員の)コメントは出せません」
「暴力をふるった加害者には早期に謹慎を解き、こちらは口封じ、個人的には、すごくひどい話と思います。(島田紳助吉本興業の)誠意はまったく感じられない」
女性社員は外傷やストレス障害に加えPTSDの症状も。「治療が終わっていないので、被害が確定していない。(民事訴訟は)これから」
「和解は考えていない。(紳助が)テレビで(事件のことを)話題にしたり、メディアの力を使って一方的に意見を言ったりすることがあればしかるべき措置を」
予想されたどおりの回答。紳助復帰後に民事裁判を起こし、再び活動停止に陥れる腹積もりか。
確かに、この時期での紳助復帰はまだ早いか、という気がする。裁判が始まっても、かつての「萩原聖人暴行事件」(結局は”被害者”の勘違い、ということになり終幕)のようにダラダラ引きずるケースもあり、裁判終了まで待っていられない吉本の事情も分かるが、紳助が以前のような毒舌が吐けるかどうか。芸人やタレントの頭を軽く叩いたりするのもNG。もうしばらく待てなかったのか。
吉本興業広報は「社員なので広報を通さず取材に応じないようにと業務命令は出したが、見解を出すなということではない」とのことだが、これは会社員としては当然なので、問題視することではない。吉本からマスコミ各社に送られたFAXにも、女性社員に対する個別取材はしないように、ということが書いてあった。ただ、社員が会社の命令を聞くのは当然だが、マスコミが吉本の見解を飲む必要は全くない。
昨日の日刊ゲンダイでは、紳助復帰に関して、紳助本人が引退したいと言っているのだから引退させたらどうか、という記事を掲載していたが、そんな記事を書いている暇があったら、紳助や女性社員のナマの声を取ってきたらどうか。
女性社員がマネジャーを務めていた勝谷誠彦氏は相変わらずノーコメントだが、勝谷氏は「社員」じゃないのだから、見解を述べるのは自由のはずである。

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