★NHK「ニュース10」来年3月で終了、について思う

NHKが発表した「新生プラン」関連で、2000年春にスタートした大型ニュース番組「NHKニュース10」が、来年春の番組改編で消えることに。

テレビ朝日「ニュースステーション」(→報道ステーション)に対抗すべく、21時の1時間ニュース枠を移行してぶつけたが、視聴率競争では完敗。「Nステ」には、TBSも1987年から2年間、真裏にニュース番組「ニュース22・プライムタイム」(→「ニュースデスク'88、'89」をぶつけたが及ばず撤退した。

22時台のニュースを廃止し、好調な「ニュース9」枠に移動する、とのことだが、高視聴率を誇った「ニュースセンター9時」(→その後「NHKニュース21」「NHKニュースTODAY」などに変遷)よ再び、という感じだろうか。

「新生プラン」には、局の統廃合や人員削減、教育テレビ・衛星放送の深夜放送見直し、関連会社再編成、受信料督促などのプランが盛り込まれている。

受信料については、現行の受信料制度は「不公平」であり、デジタル放送移行後は、WOWOWなどのようにスクランブルをかけて、受信料未払い者には視聴できないようにするのでは、という話が週刊誌などに載っていたりするが、そうなるとNHKがWOWOWやCS局程度の規模に縮小されることになり、視聴者にとっては不利益。
「NHKなんていらない」と言う人もいるが、1局ぐらい、他の民放とは一線を引く局があるほうがいい。

現状に追いつかない受信料制度は廃止し、NHKは分割し一部民営化。総合テレビとBS1、2は広告放送(スポット広告だけ認め、広告主は番組内容に介入しない)、BSハイビジョンはスクランブルをかけて有料放送、教育テレビとラジオ第一・FM・国際放送は国営化、ラジオ第二は廃止、というのはどうだろうか。NHKの民営化は、民放各局が絶対反対するから無理かな。
ラジオ第二放送は、1980年代から90年代にかけてたびたび、廃止が検討されたことがある。

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