★病み上がりのゴマキ主演「松本清張スペシャル 指」は何パーセント取れるか

今朝の情報番組は、各局ドラマの番宣(TBS朝ズバッ「浅田舞ドラマ出演」、CXめざまし「上戸彩翼の折れた天使たち」、EXやじプラは五輪で休み)が目立ったが、日テレ「ズームイン!!SUPER」は、DRAMA COMPLEX(ドラコン)「松本清張スペシャル 指」主演、病み上がりの後藤真希が、6時45分過ぎからエンディングまで生出演。
エンタコーナーを中心に登場。「指」になぞらえて、指が大きい手のひらの形をした椅子が用意される。ドラマでの”レズシーン”などが流れる。

8時からの「ザ!情報ツウ」の”芸能界地獄耳”コーナーでも「指」の番宣。井上公造ら地獄耳メンバーが、「指」でのゴマキ演じる女優の記者会見”に、取材記者として登場。城下尊之がセリフを噛み、音だけ録り直しになる様子など。

長年続いた「火曜サスペンス劇場」に代わって、昨年11月から始まった「ドラコン」だが、先週まで放送された15作品のうち、視聴率が20%を超えたのは、初回の「火垂るの墓」(05.11.1)のみ。「戦国自衛隊」の前編(06.1.31)が辛うじて15%を超えたが、ほかの作品はヒトケタから10%前半、と惨敗。

「ドラコン」低迷の原因はなんだろうか。
前枠「火サス」の主な視聴者層はF2後半〜F3だが、近年は裏番組「ズバリ言うわよ!」(TBS)などに流れることが多くなった。同じく裏の「開運!なんでも鑑定団」の人気も根強く、名古屋で「鑑定団」は視聴率が20%を超えることも。

「火サス」は、若い視聴者に人気の俳優を起用した「ドラコン」に衣替えするが、それまでの火サス視聴者を失った結果に。日テレでは過去に、これも中高年女性向けドラマ枠の「木曜ゴールデンドラマ」(読売テレビ)を、若い視聴者も意識した「ドラマシティー」に改編したが、長く持たず終了した。

「ドラコン」では、「浅草美女の湯殺人事件」(05.12.13)、「たそがれ葬儀屋探偵の災難」(05.12.20)のように、本来「火サス」で放送される予定だった、シリーズもののタイトルを変更した。「火サス」から見ていた視聴者から疑問の声も。

放送日の火曜日に、「ズーム」では「ドラコン」の番宣をよくやっているが視聴率には結びつかない感じ。また、「ドラマコンプレックス」という枠の名前自体浸透していない。初回の「火垂るの墓」は、原作自体が”数字”を持っているので、視聴者にとっては「特番」扱い、だろうか。

今回の「指」も、予告を見る限りではゴマキ(ゴマキ言うな)がかなり頑張っている感じだが、「松本清張作品」のヒロインとしては線が細く、視聴率的にはつらいかも。ふたケタ取れますように。

(2月22日追記)
視聴率は大方の予想通り?ヒトケタ。主演のゴマキが悪いのか、死に枠の日テレが悪いのか…合掌。

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