★さようなら、アサヒパソコン

1012efaa.jpg昨日発売の「ASAhIパソコン」(アサパソ)最終号。18年間の歴史に幕。
巻頭には、勝又ひろし編集長による休刊告知文「またお逢いしましょう。」。18年の軌跡を振り返る「アサヒパソコン年代記」が圧巻。連載ライターのコラムも惜別の言葉で締めくくる。

「アサヒパソコンからの遺言」では、残ったパソコン雑誌や、メーカー、放送業界に苦言を呈す。シャープについて「パソコン誌として言っておきたいことがある。NDA(秘密保持契約)による、事前の製品情報の公開を願う。これがないことには、パソコン誌としては、御社の製品を取り上げるタイミングを逸してしまう」と書いている。富士通については、キムタクのテレビCMは正直飽きた、タッチおじさんにもどしては、と。

「アサヒパソコンに贈る言葉」は、清水義範俵万智などかつての連載陣、PC業界人やPC雑誌編集長、メーカーの人による惜別の言葉。ラストは、編集部やスタッフからの「最後のメッセージ」。

この最終号でも触れているが、最近の号では、プリンターメーカーがインクの詰め替えを認めないことについて追及していた。メーカーの言いなりにならない記事が良かった。
事前情報を公開しないシャープの例のように、最近は直前まで情報を出さないメーカーが増えているのだろう。新製品を紹介するという、雑誌の役割は終わったのかもしれない。

©★てれびまにあ。2003-2013