★テレビ視聴記録「花嫁は厄年ッ!」「タイヨウのうた」

テレビ視聴記録
9/14
●TBS「花嫁は厄年ッ!」
明子(篠原涼子)と一郎(矢部浩之)が、一郎の福島の実家で結婚式を挙げることになったが、一郎の母・幸恵(岩下志麻)が倒れ意識不明に。「来週、感動の最終回!」とエンディングにあったが、まだ編集作業中状態?なのか、過去の映像。
連ドラは「撮って出し」が基本になりつつあるが、最近放送ギリギリまで撮影しているドラマが多いような気がする。視聴率次第で、内容のてこ入れもしなくてはならないので仕方ないが、作品のレベルが保てるのだろうか。
このドラマ、篠原のヒット作「アンフェア」の原作者・泰建日子脚本で、放送前は少し期待していたのだが、元々「花嫁はダミー!」というタイトルが撮入後変更になり、また泰は「脚本監修」だった。大阪弁しかしゃべれない矢部は「故郷の福島を捨てて大阪に移住したから」という設定や、そもそも「テレビの偽嫁企画」自体に無理がある…など、ドラマとしてどうなの?という感じも。岩下はキレイすぎるし、女子アナ役の工藤里紗は演技に難点。
関東での視聴率は、裏番組「不信のとき」に完敗したが、地方では「花嫁」のほうが上回る地域も。全体的に“不完全燃焼”感が漂うドラマだった。

9/15
●TBS「タイヨウのうた」最終回
山田孝之、沢尻エリカ、佐藤めぐみ濱田岳原史奈などスターダストプロモーション所属者が多い“スターダストドラマ”。映画版の主役・YUIもスターダスト。
XPという難病を素地にしているが、フィクションとはいえ実際のXP患者に対して配慮が足りない、と放送前から言われていた。単に「昼間日光に当たれない病気」という視点になっていた。映画版のほうが、ヒロイン・薫が徐々に衰弱していく様子も描いており、丁寧に作られていた感じがする。
最終回では、薫(沢尻)が、今手術しなければ死ぬ、という忠告も振り切り「後悔したくないから」とバンドメンバーとコンサートに出演するが、ステージ下で待機しているときに倒れ、そのまま帰らぬ人に。歌い終えて命を引き取る、ではベタすぎるから、なのかもしれないが、大観衆の前で歌を披露する前に死去、というのは無念すぎる。そりゃーないでしょ、という感じである。
視聴率がヒトケタの回も多く、連ドラとしては失敗作。沢尻の歌が売れたからいいのか。

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