★週刊文春「2006年ワースト映画 第3回文春きいちご賞」発表

2006年の最低映画を決める「文春きいちご賞」。32人の映画記者・評論家が選定。

●1位「ゲド戦記」(宮崎吾郎監督)69pt
「メッセージに説得力がなく、説教臭さが印象に残るだけ」(ライター)

●2位「日本沈没」(樋口真嗣監督)38pt
「おかしな人間ドラマととってつけたような恋愛ドラマが入り交じるお間抜け映画」(ライター)

●3位「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)27pt
「キャラクターにも台詞にもストーリー展開にも、謎解きの魅力はない」(ライター)

●4位「涙そうそう」(土井裕泰監督)20pt
「クレーンの使い方を知らないテレビ出身監督の限界」(週刊誌記者)

●5位「PROMISE」(チェン・カイコー監督)17pt
「失笑&爆笑シーン満載だが、20分で笑う体力が尽きた」(ライター)

●6位「LIMIT OF LOVE 海猿」(羽住英一郎監督)13pt
「一分一秒を争う救出シーンで、伊藤英明がのんきに携帯で告白する場面は、意図的に笑いを誘ったのか?」(文化部記者)

●7位「連理の枝」(キム・ソンジュン監督)12pt
「脚本が気に入って出演を決めたというチェ・ジウのセンスを疑う」(ライター)

●8位「アンジェラ」(リュック・ベンソン監督)11pt
「彼がいかに幼稚な女性観しか持ち合わせていないかを、改めて世に知らしめた困り物ファンタジー」(ライター)

●8位「ラフ ROUGH」(大谷健太郎監督)
長澤まさみの魅力が発揮されていない。笑顔を封印して暗い顔をしていることが多いが、表情が乏しいようにしか見えない」(雑誌編集者)

●10位「7月24日通りのクリスマス」(村上正典監督)
「髪ボサボサ、眼鏡をかけたダサイ女性が美しく変身…なんて昭和時代の漫画でもあるまいし」(女性誌編集者)

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私はこの中で「7月24日通りのクリスマス」を見た。「女性版電車男」という触れ込みで、予告編は非常に面白かったが、本編はただのオッサンにしか見えない大沢たかおに、なぜヒロイン・中谷美紀はこだわり続けるのか、よくわからない感じでつまらなかった。


(19日追記)
6位の「〜海猿」の表記が誤っていました。ご指摘ありがとうございました。

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