★ヤングサンデー7月休刊、と「ぴあ」の思い出

毎日jpが報じた「ヤングサンデー休刊」。「にゅーあきば」では7月に休刊、という情報。
私は大人になってから漫画を読まなくなったので、ヤンサン休刊には思い入れはない。ヤンサンの前身「マンガくん」「少年ビックコミック」はよく読んだ。水島新司の「球道くん」。少年サンデーも読んでいた。

ぴあが出版部門を中心にリストラ、という話題で、2ちゃんねるのスレッドを読んでいたら、ぴあやチケットぴあ創立時について詳しい人がいるようで、なかなか興味深かった。

チケットぴあは1984年にスタートしたが、チケット事業は、当初は西武流通グループ(のちのセゾングループ)との協業で、西武百貨店やPARCOにぴあの端末を置き、セゾンカードで決済してもらう、ことになっていたが決裂。セゾンは「チケットセゾン」を立ち上げ、当時傘下だったファミリーマートでチケットが受け取れるように。ぴあは西武以外のデパートや、書店などに「ぴあスポット」を開設…とのこと。

チケットセゾンがあった頃は、情報誌「ぴあ」に対抗し、セゾン傘下のSSコミュニケーションズが「エニイ」「アポ」などの雑誌を発刊したが長くもたず休刊。のちにチケットセゾンはソニーと組み「イープラス」に。

情報誌「ぴあ」といえば、私は隔週金曜日発行(隔金ぴあ、と表紙に書いてあった)の頃からしか知らないが、90年代半ばぐらいまでよく読んでいた。投稿コーナー「はみだしYOUとPIA」や、中島らもわかぎえふの「カネテツデリカフーズ」の広告が楽しみだった。

関西では、83年、朝日放送とプラスキューが発行していた情報誌「Q」(キュー)に協力、という形で、チケットぴあの情報が載っていた。朝日放送ラジオでは、連動番組「ABCナイトQ」(OBCラジオ大阪を退職した鏡宏一らが出演)もスタート。
85年に「Q」は、清掃員に対する差別記事を掲載し糾弾されたことなどから廃刊、「ぴあ関西版」に引き継がれた。

「TVぴあ」も一時期よく読んでいた。今は他のテレビ誌と代わり映えのしない誌面になってしまったが、昔は「テレパル」(小学館)同様、テレビマニア向けの内容で、データ重視、という感じだった。

ぴあの出版部門縮小は、書籍やムックが対象で、雑誌は残すようだが、「ぴあ」も「TVびあ」も長くは続かないだろうなぁ、と思う。

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