コアマガジン「BUBKA MAX」編集長、栗林勝を著作権法違反並びに名誉毀損容疑で…

コアマガジン白夜書房の子会社)発行の雑誌「BUBKA」(以下、ブブカ)には、嫌悪感を抱いているのでなるべく避けてきたのだが、今発売中の「ブブカマックス」1月号”モーニング娘。激ヤセ・激太り”特集には怒りを覚えた。
内容を書くと逆宣伝になるので、詳細は省く。まず、ハロプロメンバーに対する誹謗中傷文は、決して許される類いではないが、一種の”有名税”として許容しなければいけないかもしれない。
問題は、記事で無断使用されている写真である。
特集冒頭に、先日発売された「モーニング娘。さくら組おとめ組写真集」の写真が、1ページまるごと使われている。しかも、なぜか飯田圭織安倍なつみ矢口真里辻希美高橋愛新垣里沙の目にはモザイクが入っている(記事後半に掲載されている後藤真希松浦亜弥も)。もはや引用の域を越え、悪質な無断使用と断定できる。
ブブカ」のコアマガジン、「トップスピード」のサン出版は、アップフロントエージェンシーやホリプロなどから肖像権侵害と名誉毀損で訴えられているが、写真を無断使用されている出版社も、訴えるべきではないか。
2ちゃんねるによると「コアのようなチ●●コロ出版社は訴えても無駄」とのことだが、今後に悪例を残さないためにも、権利を侵害する悪質なヤカラは早期に駆逐すべきである。
出版社が、出版物の内容に関して出版社を訴えるケースといえば、「装丁が紛らわしい書籍」(「チーズはどこへいった?」など)が発行されたときぐらいか。作家同士は、盗作がらみで訴えることはよくあるが。

著作権侵害訴訟は、もう10年ほど前になるが、”「ラストメッセージin最終号」事件”というのがあった。
被告は「ラスト-」を出版した第三書館(最近は辻元清美がらみで知られる出版社)。原告は学習研究社、講談社、集英社、主婦と生活社主婦の友社、小学館、誠文堂新光社ダイヤモンド社、文芸春秋情報出版、マガジンハウス。
「ラスト-」は、各出版社の休刊号にある、休刊の告知文をそのまま転載した。その数286誌。私もこの本が出版されてすぐ購入したが、休刊の無念さや、怨念のようなものが伝わってきて、ある意味読み応えがあった。
しかし、この本が問題なのは、各出版社に転載の許諾を求めたとき「認めない」と回答した会社の分も、無許可で転載してしまったことである。裁判の結果、発行元は敗訴、「ラスト-」は回収され店頭から消えた。
そのまま誌面をコピーしないで、別の形で表現する方法もあったと思うが、考える時間が無かったのだろうか。休刊告知文を通して、当時の世相を見るのは面白いと思う。告訴した出版社も、著作権がどうの、というより自分たちの面子が潰された(「休刊告知」は結構情けない文章が多い)から訴えたのでは、という気もするが。
この裁判については、小樽商科大学のサイトに詳しく載っています。http://www.otaru-uc.ac.jp/seminar/nagatuka/cases/lastmessage.html

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