★身体障害者にも”フーゾク”は必要「障害者専門デリヘル」

サイゾー7月号。1999年に改正された”風営適正化法”によって運営が認められた「デリバリーヘルス(デリヘル)」。女の子が客の自宅やホテルに出張して”ヘルスサービス”してくれるのだが、最近増えつつあるのが「障害者専門風俗」。都内で”障害者・チェアウォーカー専門デリヘル”「enjoy club」を運営する斎藤さんに、障害者専門風俗の運営について聞く。
「障害者の方も性欲と無縁のはずがなく、潜在的な需要はかなりあると思いました。デリヘルなら障害者の方も気軽に利用できるので、ニッチなビジネスとして売り上げが見込めると開業しました」昔は障害者向けの性情報を得るのは困難だったが、今はネットで家族の目を気にすることなく情報を得られる。「障害者であることを理由に他のデリヘルで断られたお客さんも多く、感謝の声が寄せられています。女の子も、普通の風俗よりも有意義な仕事をしているという意識を持って努めています」。
お客さんの中には、「”障害者だから5000円に負けてくれ”というわがままな人もいるが、ウチはNPOではありません」と言う斎藤さん。収支面ではトントンだそうで「福祉のつもりで障害者風俗に参入すると長続きしない。サービス業としてニーズを追求することが大事」と。以上記事の要約。
障害者の性に関するサイトを見ていますと、決して興味本位で見てはいけないな、と考えさせられる。障害者施設や養護学校などでは、とにかく障害者の性はタブー視されることが多く、ある施設では、障害者には毎日ひたすら散歩させる。疲れるので性衝動が起きないようになる、とのこと。
手が不自由なので、自分でオナニーできない男性は、障害者の男同士で互いのオナニーを手伝ったりすることも。風俗へ行っても、店が車椅子対応でなかったり、女の子も障害者に慣れていないことを理由に断られることが多い。
性欲をとにかく我慢しろ、というのは無理な話。”障害者専門風俗”の存在は、障害者にとって福音と言えましょう。日本テレビ「24時間テレビ」では絶対取り上げられることがない話題ですが。
もう10年以上前になるが、TBSの朝ワイド「ビッグモーニング」(司会・生島ヒロシ寺田理恵子)で、ソープランドで初体験を済ませた障害者の話題をやっていた(朝から凄いと思う。今の「ウォッチ!」じゃ絶対やらないな)。
童貞の障害者が、一度セックスを体験してみたい、ということでソープランドに行ってみることにしたが、車椅子が乗り入れられない、などで入店を断られる。いろいろ店をあたってみて、OKが取れた店に入る。無事初体験を済ませる。女の子も障害者に理解のある子で、とても感激しました、と障害者は語っていた。
VTRが終わって司会の二人が映り、露骨に不快感を示す寺田と、「よかったですね」とコメントしたものの言葉に詰まる生島が面白かったが、なかなかテレビでは取り上げにくい話題である。
ただ、男性は障害の程度にもよるが風俗を利用できたり、オナニーもできるからいいのであるが、問題は女性障害者の場合である。以前、大川興業の障害者芸人・ホーキング青山のコラムに書かれていたが、脳に障害があって性衝動が抑えられない女子が、人前でオナニーを始めたので、施設の男性職員が相手になって鎮めたりするのはよくあること、と。また、中には悪い職員もいて、言語が不自由な女性障害者を、入所中ずっと犯し続けたりすることも。
ヨーロッパの福祉先進国では、障害者の性についてもよく議論されていて、性のボランティアがたくさんいるとのこと。障害者も、健常者と同様に性衝動があるのだから、タブー視しないでもっとオープンに語られるといいのにな、と思いました。

©★てれびまにあ。2003-2013