★部落差別記事掲載「別冊BUBKA」ついに廃刊

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昨年10月、「被差別部落記事」を掲載して抗議を受け、部落解放同盟と話し合いが続いている雑誌「別冊BUBKA」(別冊ブブカコアマガジン発行、編集長・岡崎雅史)が、16日発売の8月号をもって「廃刊」した。


ライター・西本頑司の連載「あの会社はナゼ潰れたのか?」が“シリーズ第1回”と銘打っていたり、同じく西本の記事「王国トヨタの光と闇」が前後編両方掲載されていたり、突然廃刊が決まった様子がよく出ている。地上波デジタル放送批判や、USEN黒歴史をたどる記事も掲載されているが、どれも過去に他誌が報じた事柄をなぞっただけ、という感じである。


「住みたくない街BEST3」(ワーストが正しいのでは?)では、「北千住」「多摩センター」「歌舞伎町」を取り上げている。「北千住」では「精神科・心療内科はガラス張り、患者丸見え」「住所に北千住ってつくと格好悪い」(→北千住という地名はない。北千住駅付近の住所はすべて「千住○○町」)という記述。「多摩センター」は「急に自殺したくなりそう」と紹介。「歌舞伎町」は、編集長岡崎が住む街である。関西人を徹底的に罵倒した内容で、2ちゃんねるで話題になった「JR西日本脱線事故で日本中が再確認した関西人の狂った精神構造」(別冊ブブカ2005年8月号掲載)と同レベル。


巻末には「終刊にあたって」という一文が、1ページを使って掲載されている。以下引用。


終刊にあたって
長らく小誌をご愛読いただき、誠にありがとうございました。
社会の動向、時代の趨勢に独自の視点から情報を提供せんと、奮励努力、刻苦精励して参った小誌ですが、今号をもちまして終刊することとなりました。
読者の皆様におきましては、日頃より叱咤激励をお寄せいただきましたこと、ここに改めて御礼申し上げます。
平成十八年六月十六日
株式会社コアマガジン
別冊BUBKA編集人 岡崎雅史


参議院議員で歌手の喜納昌吉に対するおわび文も掲載されている。



お詫び
当社が発行する「別冊BUBKA」2006年1月号に掲載した「沖縄新名物「ロリータ・チャンプルー」か!?民主党参議院議員喜納昌吉が少女売春クラブを経営していた!」と題する記事は、貴殿に対して虚偽の事実を記載し、その名誉を毀損するものでした。ここに貴殿に対し心よりお詫び申し上げます。
2006年6月16日
株式会社コアマガジン
代表取締役 中澤愼一
編集人 岡崎雅史
喜納昌吉 様

2ちゃんねるなどによると、編集長岡崎は、コアマガジンを退社し編集プロダクションを立ち上げ、「別冊ブブカ」のような雑誌をまた作りたい、とのことだが、相手にする出版社があるかどうかは疑問である。


2006/04/02★「差別記事」掲載で謝罪した「別冊ブブカ」編集長とは http://tvmania.livedoor.biz/archives/50440929.html

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